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LP修正のやり方|AIで導線設計を改善した実践ログ

結論

LPを作ったのに問い合わせが来ない。その原因が「思想の弱さ」でなく「導線設計の弱さ」にある場合、AIを外部視点として使うことで補える。今回は3本のLPをChatGPT×Claudeで監査・修正した手順と、思想を守りながら導線を設計した判断の過程を記録する。


LPを作った。コンテンツも整えた。それでも問い合わせが来ない。

そういう状態を経験したことがあるなら、この記事は参考になるかもしれない。

原因は多くの場合、思想が弱いのではない。
**「思想が読者の行動に翻訳されていない」**だけだ。

私はビジネッツのコンサルLP・有料教材LPの修正に、1日(約4〜8時間)かけた。
ChatGPTを監査役に、Claudeを実装役に使い、3本のLPを修正した。

この記事では、その手順・判断基準・自分では気づけなかった盲点を、そのまま書いておく。


目次

LP修正を始める前に確認したこと

修正に入る前に、まず「なぜ今なのか」を整理した。

LP修正のタイミングを間違えると、作業が空振りになる。

ビジネッツのコンセプトは 思想設計 → 判断 → 実務 → 実践ログ → 成果 という順番だ。
コンテンツ(実務)が先で、導線(成果設計)は後になる。

今回修正に踏み切ったのは、コンサルティングサービスの中身と無料PDFの教材本編が完成したからだ。
届けるものが決まった段階で初めて、そこへの道筋を引く意味が出る。

チェック

・今修正しようとしているLPの「届けるもの」は完成しているか → NOなら先にコンテンツを仕上げる
・LPを修正する目的が「なんとなくCV改善」になっていないか → NOなら「何が問題か」を先に言語化する
・修正前の状態(直帰率・CTR・CV数)を記録したか → NOなら比較ができないため先に数値を残す


LPの問題を自力で見つけられなかった理由

修正前のLPは、思想の密度という点では悪くなかった。

「なぜこのサービスが必要か」「何を大事にしているか」という軸は書けていた。
ただ、ChatGPTに監査を依頼したところ、こんな診断が返ってきた。

「思想は強い。だが、読者にとっての自分ごと化、得られる変化の理解、申し込む理由、申し込みやすさへの翻訳が不足している」

率直に「まさにその通りだ」と思った。

自力で気づけなかった理由は2つある。

理由1:成功事例のデータを持っていない

私にはLPの成功事例が少ない。「どんなLPが成約につながるのか」という肌感覚がほぼない状態では、自力で設計しようとすると必ず偏りが出る。

理由2:自分のLPは「内側から」しか読めない

自分が書いた文章は、意図が分かった状態で読む。「伝わっているはず」という前提が染み付いているため、「読者には伝わっていない」という感覚が出てこない。

重要

「思想が弱い」のではなく「思想の成果翻訳が弱い」という診断だった。 この違いは重要だ。思想を削る必要はなく、読者の言葉に翻訳するだけでよかった。


AIを使ったLP修正の手順(3ステップ)

実際の作業は、以下の3ステップで進めた。
同じ手順を踏めば、同じ改善プロセスを再現できる。

STEP
ChatGPTに監査プロンプトで問題を洗い出す

LP全文をChatGPTに渡し、「思想を維持しながら売れる構造に改善せよ」という監査プロンプトを実行する。今回はターゲットの曖昧さ・CTA導線の弱さ・ベネフィットの抽象さという3点が主な指摘として返ってきた。

STEP
Claudeで実装する(思想の軸を保ちながら)

採用リストをもとにClaudeへ実装指示を出す。「構造は変えない・差分のみ追加」という条件を明示することで、思想の密度を落とさずに導線パーツだけを足す形にした。

STEP
ChatGPTで再監査して合格を確認する

実装済みのLPをChatGPTに再投入し、修正前の指摘が解消されているかをチェックリスト形式で確認する。合格が出たら次のLPへ移る。


修正で自分には見えていなかった3つの盲点

この3点は、自力では気づけなかった。正直に書いておく。

盲点1:CTAの数が圧倒的に少なかった

修正前のLPは、CTAがほぼ1箇所しかなかった。

スマホで読んでいる読者が途中で「申し込もう」と思ったとき、その導線がなかった。
「中盤に要約CTAブロックを置く」という発想は、自分では出てこなかった。

この盲点が教えてくれた判断基準:

CTAが末尾に1つだけなら、「読み切った人しか申し込めない」設計になっている。スマホ読者の離脱が起きやすい中盤に、要約と一緒にCTAを置く。

盲点2:ターゲットが冒頭3秒で伝わっていなかった

「副業ブログに取り組む会社員向け」と書いているつもりでも、LPの冒頭3秒で「自分向けだ」と分かる設計になっていなかった。

思想に共感した人だけが読み進める設計では、入口が狭すぎる。
壁打ちを重ねる中で、ターゲットを冒頭に明示するタグ(1〜2行)を追加した。

この盲点が教えてくれた判断基準:

LPのファーストビューを「誰のためのページか」だけ読んで判断する。それが3秒で伝わらなければ、思想を読む前に離脱される。

盲点3:価格の理由が書かれていなかった

9,800円というモニター価格について「なぜこの価格なのか」が書かれていなかった。
「β版だから安い=未完成品」という誤解を生む可能性があった。

「完成度を高めるための参加型価格である」という説明を1文加えることで、信頼の印象が変わった。

この盲点が教えてくれた判断基準:

価格の近くに「なぜこの価格なのか」が書かれていなければ、読者が自分で意味を補完する。補完の方向が「安かろう悪かろう」になることがある。


思想として譲れなかったこと

AIの指摘にすべて従ったわけではない。

モニター価格の表現について「今だけ」「残り○名」という限定訴求を強めると申込率が上がる可能性があると提案されたが、採用しなかった。

ビジネッツは煽り・誇大表現を禁じている。
それはルールだからではなく、読者との信頼関係を壊すからだ。

「今だけ安い」という訴求で申し込んだ人が、サービスの内容に対して「期待値が高すぎた」と感じるリスクを作りたくない。
モニター価格の理由は「実践者のフィードバックをもとに完成度を高めたいから」という誠実な一文に落ち着いた。

思想設計は記事だけでなく、LPの文言にも貫かれなければならないと改めて確認した。

チェック

・AIに提案された文言を採用する前に「自分のブランドの文脈で違和感がないか」を確認しているか → NOなら採用を止めて言い換えを依頼する
・採用しなかった提案の理由を記録しているか → NOなら「なぜ断ったか」を残しておく(次回の判断に使える)
・修正後のLPを「自分がターゲットだったら申し込むか」という視点で読み直したか → NOなら一晩置いてから再確認する


LPを修正したいと思っている方へ

自分のLPに思想はあるが、問い合わせが来ていない。
そういう状態なら、まず1点だけ確認してほしい。

「CTAは何箇所あるか」

1箇所なら、今日中に中間CTAを1つ追加することを検討してみてほしい。
それだけで「読み切れなかった読者が申し込めない」という設計上の穴が塞がる。

LP設計の次の一手を整理したい方は、下の資料が参考になると思う。


修正の効果をどう検証するか

修正したら終わりではない。
何を見て「機能しているか」を判断するかを先に決めておく。

数値: 修正後2〜4週間で4指標を確認する
構造分析: CVRの変化だけでなく、どのCTAが押されているかを分解することで「どの設計が機能したか」が分かる
判断基準: 中盤CTAのクリックが末尾CTAの半数未満なら、要約ブロックの文言を見直す

指標確認ポイント判断基準
LPの直帰率FVで離脱が減っているか修正前比10%以上改善でターゲット明示が機能
中盤CTAのクリック率要約ブロックが機能しているか末尾CTAの半数以上のクリックがあれば機能
PDF登録のCV数リスト取得導線が機能しているか週1件以上を目標値として検証開始
問い合わせ率コンサルLPから申込に至るか数値の蓄積期間として2〜3ヶ月を想定
注意

この記事は「設計変更ログ」であり「検証結果ログ」ではない。 CVRの実測値はまだ出ていない。数週間後に数値が出た段階で、仮説が正しかったかを続編で報告する。


この後どうなったか(現時点の記録)

修正完了から数日が経過した時点では、まだCVRの変化は計測できていない。

SEOと同様、LP修正の効果も数週間単位で現れるものだと考えている。
現時点では「設計を整えた」という手応えがあるだけで、数値での検証はこれからだ。

実測値が出た段階で、この記事に加筆するか続編を書く。


AIに監査を依頼すると、思想が薄まりませんか?

AIは「一般的に成果が出やすいLP」の基準で評価してきます。その基準がビジネッツの思想と合わない部分は、明確に「ここは採用しない」と返すことが必要です。採否の判断を自分が持っていれば、思想は薄まりません。今回も複数の提案を拒否しながら進めました。

導線設計の知識がなくてもAIで補えますか?

「気づき」と「叩き台」はAIで補えます。ただし「どの提案を採用するか」という判断は、自分の軸がなければできません。軸がないままAIを使うと、AIに設計を丸投げした状態になります。今回はビジネッツの思想という判断軸があったから、AIを道具として使えました。


まとめ:LP修正で得た判断基準

今回の作業で確認できた設計の順番をまとめる。

  1. コンテンツを先に作る(届けるものが決まってから導線を引く)
  2. 修正前の数値を記録する(比較できる状態を先に作る)
  3. AIに外部視点で監査してもらう(自分の盲点を洗い出す)
  4. 指摘を「思想を損なうもの/翻訳するもの」に分類して採否を判断する
  5. 実装後に検証指標を設定する(何を見て判断するかを先に決める)

今日できる一歩は3つある。

  • 自分のLPのCTAが何箇所あるか数える(1箇所なら中間CTAの追加を検討)
  • 冒頭3秒で「誰向けか」が伝わるかを確認する
  • AIに監査を依頼する前に「自分が守りたい軸」を1文で書き出してみる
結論

AIは外部視点のパートナー。判断は自分が持つ。 この役割分担があれば、導線設計の経験がなくても設計の精度は上げられる。

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この記事を書いた人

合同会社ビジネッツ 代表/サイト設計・事業設計コンサルタント

AI時代における「積み上がるサイト設計」をテーマに、
SEO・GEO・EEATを前提とした "設計思想からの情報発信・事業構築” を支援している。

過去には、自身の強みや興味を棚卸しし、
AIを使って100記事以上を書いたものの、
インデックスすらされずに終わるという失敗を経験。

その反省から、
「記事を書く前に、迷わないための設計が必要」
という結論に至り、現在は
『1サイト集中で、人生や実践をサイトに昇華する設計』 を実践中。

本サイトでは、完成されたノウハウではなく、
実際に考え、迷い、判断している過程そのものを公開している。

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