― AIと壁打ちしながら「とりあえず形にする」ことの本当の価値 ―
はじめに:設計を整えたのに、また直したくなる理由
サイトを作るとき、多くの人がこう考えます。
「最初に完璧な設計を作ってから、作業に入りたい」
「途中で変えなくて済むように、全部考えきってから始めたい」
私自身も、長い間そう考えていました。
実際、bizinets.biz でも
思想設計 → 判断 → 実務 → 成果
という流れをかなり時間をかけて設計し、トップページや固定ページの構造も丁寧に整えました。
しかし、AIと壁打ちしながら作業を進める中で、
「ここはこうした方がいいのでは?」
「この導線、別の形の方が自然では?」
と、設計を修正したくなるポイントが次々に出てきたのです。
これは失敗なのでしょうか?
それとも、設計が甘かった証拠なのでしょうか?
結論から言うと、どちらでもありません。
最初に立てた設計が崩れるのは「異常」ではない
よく考えてみると、これは当たり前の話です。
- 実際にページを作る
- 実際に文章を書く
- 実際に内部リンクを張る
- 実際に全体を俯瞰する
この「実務」を通さなければ、
本当に機能する設計かどうかは分かりません。
頭の中で考えた設計は、あくまで 仮説 です。
作業をして初めて、
- 情報が多すぎる
- 流れが重たい
- 読者が迷いそう
- 思想が前に出すぎている
といった ズレ が見えてきます。
つまり、
設計が崩れるのではなく
設計が「現実に近づいている」
という状態なのです。
AIと壁打ちすると発想が変わるのは、むしろ健全
AIを使って設計を詰めていると、
最初に決めた方向性が揺らぐことがあります。
- もっと分かりやすい構造が見えてくる
- 自分では気づかなかった導線が浮かび上がる
- 「これは思想ページでやるべきではない」と判断が変わる
これを
「ブレている」
「軸が定まっていない」
と感じる人も多いですが、私は逆だと思っています。
AIとの壁打ちは、
思考を外に出して検証する行為です。
検証すれば、当然「修正点」は見つかります。
それは迷走ではなく、判断の精度が上がっている証拠です。
実際に起きた、情報発信サイト の設計修正
今回、ビジネッツの情報発信サイト では次のような修正を行いました。
- トップページを「思想を語る場」から「ハブ」に役割変更
- 思想設計ページを独立させ、深く読ませる構成に変更
- 判断・実務・成果への回遊を明確化
- 成果ページの役割を再定義
最初の設計が間違っていたわけではありません。
むしろ、最初に設計していたからこそ、修正点が明確になったのです。
もし、
「完璧な設計ができるまで作らない」
という姿勢だったら、
この修正点自体に気づくこともなかったでしょう。
完璧な設計を目指す人ほど、作業が止まる
ここで、私自身の過去を振り返ります。
私は長い間、ノウハウを集め続けていました。
- もっと良い設計があるはず
- まだ考えが足りない
- 今作ると後で後悔するかもしれない
そうやって「準備」を続けた結果、
9年近く、成果に結びつかない時間を過ごしました。
今思えば、問題は知識量ではありません。
- 判断を下さなかったこと
- とりあえず形にしなかったこと
この2点に尽きます。
AI時代の正解:まず形にし、判断しながら直す
AIが使える今、
設計の正解を最初から当てにいく必要はありません。
- 仮の設計で作る
- AIと壁打ちして違和感を見つける
- 判断の軸に照らして修正する
このループを回す方が、
はるかに早く、確実に前に進めます。
重要なのは、
修正できる設計になっているかどうか
です。
設計とは「固定するもの」ではなく、
判断を下すための基準です。
なぜこの考え方が成果につながるのか
成果が出ない多くのサイトは、
- 作られていない
- 途中で止まっている
- 判断基準がなく、修正できない
という状態にあります。
一方で、
- 不完全でも形にする
- 判断しながら直す
- 実務と設計を往復する
この姿勢を持つと、
- 記事が増える
- 内部リンクが育つ
- 検索エンジンに評価される
- 成果への導線が洗練される
という循環が生まれます。
この実務を支える「判断の軸」と「成果設計」
ここまで読んで、
「じゃあ、何を基準に判断すればいいのか?」
と感じた方もいるはずです。
そのために、このサイトでは
判断の軸 を固定ページとして整理しています。
また、最終的に
「なぜそれが成果につながるのか」
をまとめた 成果解説ページ も用意しています。
- ▶ 判断の軸を整理するページ
- ▶ 判断と実務を成果につなげるページ
これらを行き来しながら、
自分なりの設計を育てていくことが大切です。
おわりに:設計は完成させるものではない
設計は、完成させるものではありません。
使いながら精度を上げていくものです。
完璧を目指して止まるより、
不完全でも動き、判断し、直す。
AIは、そのための最高の伴走者です。
まずは形を作りましょう。
設計は、そのあとで必ず追いついてきます。

コメント