2018年11月24日(土)に第19回目の「暗号通貨の基礎と資産運用セミナー」を無事終了しました。
昨年と比べると参加者の人数は少なくなっており、こじんまりとした雰囲気でのセミナーにはなっていますが、参加者の方との距離が近くなりますので、個人的な質問にもお答えできました。
その中の質問に、ウォレットの開き方が分からない、お金の換金の仕方が分からない、というものがありましたので、シェアしていきたいと思います。
副題に「詐欺案件にご用心」と入れているわけですから、察しの良い人であればすでにどのような質問か何となく分かったのではないかと思いますが、読み進めてみてください。
暗号通貨を利用した詐欺案件が多発!セミナーで知識をつけることが自衛につながる
今回相談された方の相談内容としては、「人に紹介された案件に参加しているけど、サイトにログイン出来ないし、トークンをどうしたらいいか分からない」というものでした。
ビットコインのマイニングやトレードによって毎月利益が発生する仕組みがあり、その利益の中から高額な利回りの配当をもらえるというものでした。
実際に自分が触っていない案件ですので、最初から詐欺と決めるつけるのも良くないので、まずはサイトの管理画面にログインすることから試みようと思い、案件に登録したメールを見せてもらって何とか管理画面にログインできました。
しかし、管理画面を見ても配当を受け取る様子も案件が動いている様子もありませんでした。
参加者の方が購入したとされるトークンの名前は「テックトークン」と呼ばれるもので、以前は数字を確認できていたようです。
それが、ホームページのリニューアルか何かで一時期サイトにログインできない状態が続き、改めて入ろうとしたら入れなくなってしまい、今回はその質問がメインでセミナーに参加された、というわけです。
で、そもそもの案件の名前が「USI-tech」と呼ばれるものでした。
以前、このセミナーに参加された方から紹介されたこともあった案件で、調べてみたところ良く分からず少し怪しかったので断った案件です。
何でも富裕層向けにFXのトレードシステムのツールを販売していてすごく実績のあるものであり、ビットコインでも利益を上げている、というものだったと思います。
管理人に声がかかったのが昨年くらいでしたから、すでに1年以上は経過している案件なので、今回もう一度USI-techについて調べてみました。
まぁ、サイトを見て回りましたけど明らかに詐欺案件っぽい雰囲気でした。
しかし、ネットの情報だけで本当に詐欺かどうかを決めつけることは出来ません。
なので、紹介者に問いただすようアドバイスをしました。
相談者はすでに紹介者に問い合わせたことがあるようでしたが、紹介者からは何の返答もなく「自分で調べて」の一点張りだったようです。
投資資金については一般サラリーマンのボーナス分くらいなので、結構大きな金額です。
それを自分が投資先にお金を払ったわけではなく、紹介者に現金を渡して登録してもらった、というのですからこれまたビックリでした。
暗号通貨系のこういった案件でマルチレベルマーケティングの手法をとっているものはいくらかありますが、普通はコンプライアンスの関係上、登録はすべて本人に手続きをしてもらうことが原則になっているはずです。
それなのに、現金を紹介者に直接渡しているわけですから、意味が分かりません。
明らかに怪しいことが確定したようなものですので、とりあえず紹介者に直接会って「詐欺ではないか?」という形で問いただしてもらうようにしました。
とまぁ、身近でもこのような詐欺があることにビックリでした。
インターネット上では詐欺の被害に遭った方の悲痛な書き込みを目にすることはありますが、実際に目の前にいるとなると何ともしがたいですね。
暗号通貨市場の発展のためにも、このような詐欺案件が増えないことを切に願いますね。
もちろん、自分自身が詐欺案件を広めないようにすることは最低限のことですし、セミナーで有益な情報を提供していくことの大切さも感じています。
そして自衛のためにもしっかりと知識を身につけて貰いたいと思います。
追伸
このセミナーのあと、他の人と話をしていたら自分が住んでいる町内でも詐欺の被害があった、とのこと。
競馬の商材で、被害額はなんと!
「3,000万円」だそうです。
セミナーで出た話と桁が違いました。
気を付けましょう。
追伸2
このセミナーには、岡山の久米郡美咲町で自然薯を栽培している会社の社長さんが来てくれています。
いつも参加していただいてありがとうございます。
美味しい自然薯を作って下さいね。
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