4月11日づけの記事にありましたが、中国と言う国では、2か月半前から強制的に続ていたビットコインへの取引規制が解除されました。
そもそも、どうして中国でビットコインの規制がかかっていたのかと言うと、マネーロンダリングを防止するための対策として施行されていたようです。
出所が不明のお金を隠すためにビットコインに交換してしまう。
こういったことが実際にあったために、防止策としての規制がかかっていました。
また別の理由として、中国の通貨である人民元が信用を失っていることによる富裕層を中心とした人民元からのビットコインへの逃避が挙げられます。
【 ビジネッツ-bizinets 】としては、まだそこまで詳しくないのですが、中国国内の不動産価格が実際の国民の所得から考えてもどんどん高騰していると言われています。
これは、中国バブルを継続していくために、人民元を多量に流通させていることが原因だとみられています。
ただ、これは一時的なものであって、バブルは長期的には続きません。
日本のバブル時期を見ていても分かりますが、景気がよくて不動産価格がどんどん上昇していったとしても、いつかは終わりが来ます。
その時に人民元の価値が大幅に下落してしまうことのリスク回避としてビットコインへの資産移動が行われていました。
それによる人民元の流出を防ぐために、ビットコインの取引に規制をかけていたのです。
しかし、今回の記事にもあったように、中国でのビットコイン取引所の規制解除が行われました。
これについてどのように考えられるのか述べていきます。
中国ビットコイン取引所の規制解除をしたワケ
中国でのビットコイン取引所の規制が解除された理由とはいったいどういうことが考えられるのか、こちらで考えられる範囲で述べていきたいと思います。
マネーロンダリング対策の件に関しては、中国規制委員会の見解として、ある程度のマネーロンダリング対策が完了したために規制を解除したと考えられています。
というのも、一定以上のビットコインを保有するためには本人認証が必要な仕組みができたからです。
その影響を受けて、規制解除された当日のビットコインのチャートを見るとビットコインの価格が急激に上昇しているのが分かるでしょう。
実際に、人民元の取引量が通常の2倍以上になっているのがみてとれるからです。
しかしながら、これは人民元の流出を表していると見て取ることもできます。
中国政府側もビットコインへの流出について警戒しているのですが、現状の流れからして今後はビットコインを止めることができないと考えて、うまく付き合っていく方向で考えているようです。
このことも、ビットコイン価格が今後も上昇していくのではないかと言う追い風になってきそうです。
とはいえ、まだまだビットコインに対して懐疑的な目で見ている人がたくさんいます。
「5年後にはなくなる」とか、「ビックカメラがビットコインを使えるようにしたけど、誰も使わないし、ただの話題作りだ」という意見も聞きます。
確かに将来のことはどうなるかは分かりません。
とはいえ、否定的な意見だけを鵜呑みにするのではなく、新しい技術として、どんなものかを少しでも学んでみるのはいかがでしょうか?
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